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どの詩編を学ぶか [聖書と釈義]


教会の祈祷会や○○会で詩編を学ぼうというとき、

詩編の150編全部を学ぶのは大変。

では、厳選する場合、どれを取り上げたらいいのか。

左近淑『詩篇研究』


新教出版社、1971年。後に、新教セミナーブック9。

「賛美のうた」「哀歌」「典礼歌」の三つに大きく分けた文学類型にしたがって、主要な詩編を取り上げる。

取り上げられているものを目次から拾って番号順に挙げると、

2、6、8、15、20、21、24、29、32、38、42-43、46、50、51、60、65、90、114、132。



B.W.アンダーソン『深き淵より――現代に語りかける詩篇』


中村健三訳、新教出版社、1989年。

この付録Aに、「様式による詩篇の区分」があり、特に読むべき詩編に☆印が付されている。
☆印が付けられたものを番号順にすると、

1、2、3、4、6、8、12、13、18、19、22、23、27、31、32、33、34、37、38、39、42~43、44、46、47、49、51、57、69、71、73、77、78、80、81、84、85、88、89、90、91、92、94、95、96、98、99、100、102、103、104、105、107、110、114、116、118、121、122、124、130、132、136、138、139、143、145、146、147、148。



C.ヴェスターマン『詩編選釈』


大串肇訳、教文館、2006年。

11の類型にそって代表的な詩編を選んで、私訳、本文について、構成、釈義。「詩編選釈」でありながら、哀歌5章も入っている。結びとして「詩編とイエス・キリスト」。

取り上げられているものを目次から拾って番号順に挙げると、

1、4、6、8、13、19、22、23、24、27前半、29、30、31(部分)、33、40前半、46、51、62、66(前半と後半別々に)、72、73、77、80、90、102、103、104、113、116、118、119、121、122、123、124、126、130、138、139、145、148。



J.F.D.クリーチ『詩編』


飯謙訳、現代聖書注解スタディ版、日本基督教団出版局、2011年。

イントロダクションで詩編という名称、祈りの言葉としての特徴、表題があることや5区分、主こそ王というテーマについて簡単に説明。第1章で、第3編を例にして構造や技法、文体などの基礎を知り、第2章で文学類型をざっと解説。その後8編を取り上げる:

1、8、22、23、51、99、121、137。



R.ヘステネス『グループで聖書を学ぶABC』


朴憲郁・上田好春訳、日本基督教団出版局、2014年。

このp.85で挙げられている、小グループで聖書研究を行うために適しているとして例示されている詩編の箇所は、

1、8、19、23、25、32、34、37、42、51、62、73、107、121。


また、p.154では、聖書を学ぶグループの参加者が体験し、感じることができそうな「感情豊かな詩編」として次の箇所が例として挙げられている。

32、38、51、55、56、71、73、77、139、143、147。



『讃美歌 第一編』交読文


ところどころ省略があるが。

1、2、8、16、19、23、24、27、29、32、40、42、46、50、51、57、65、67、84、90、91、95、96、100、103、104、118、119(抜粋)、121、127-128、130、139、146。



『こどもさんびか改訂版』交読詩編


巻末の交読詩編は、全体的によく知られている部分だけの抜粋になっている。

1、8、19、23、24、27、42、46、51、72、85、95、96、100、121、130、133、136、139、150。



まとめ:厳選10箇所


以上を参考に、

  • 類型論の解説では類型として代表的な作品が選ばれているので、学びの箇所としては必ずしもふさわしいわけではない。
  • よく知られている箇所を取り上げたい。

といった観点から、10箇所に厳選すると:

1、8、19、23、46、51、100、121、130、139。


もう少し増やすとすると、『讃美歌 第一編』の交読文と『こどもさんびか改訂版』に載っている交読詩編で、共通するもの15箇所:

1、8、19、23、24、27、42、46、51、95、96、100、121、130、139。



(2017.11.19 ヘステネスのp.154の紹介を追加)
(2018.1.12 左近淑『詩篇研究』を追加)