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讃美歌21の中のマタイ受難曲 [音楽]

『讃美歌21』に入っている、バッハ『マタイ受難曲』に出てくるコラールの一覧

しばらくまえに、イースター前の期節の名称について「四旬節、受難節、レント、大斎」と言う記事を書き(2016.2.24)、そして、わたしにとってこの期節の定番である本とCDを紹介した「四旬節の定番」という記事を書いた。(2016.2.26)。

そのとき紹介したCDはバッハの『マタイ受難曲』であるが、『讃美歌21』の中にどれだけ収録されているだろうかと思って、季刊誌『礼拝と音楽』のバックナンバーを繰って調べてみた。

また、一般的に言われている曲番号と、CDに付いている小冊子(いわゆるライナーノーツ)の番号とが違っていつも困惑しているので、その点も考慮した。



『讃美歌21』の番号順。

一般的と思われる新バッハ全集(NBA)での曲番号と、
わたしが持っているリヒター指揮1958年録音アルヒーフ版CD(POCA-2006/8)の番号とを掲載した。

讃美歌21 マタイ受難曲の番号
番 号 タイトル NBA リヒターCD
87 罪なき小羊 1 1
215 心をはずませ 40 48
294
(128曲)
ひとよ、汝が罪の 29 35
295
569(曲)
見よ、十字架を
今やこの世に(曲)
10 16
37 44
310、311 血しおしたたる 15 21
17 23
44(曲) 53(曲)
54 63
62 72
313 愛するイエス 3 3
19 25
46 55
447 神のみこころは 25 31
528(詞) あなたの道を(詞) 44(詞) 53(詞)


※『讃美歌21』の87「罪なき小羊」は、第1曲の中でソプラノ・リピエーノ(児童合唱による)の部分


参考文献
・竹佐古真希「バッハコラール一覧表」、『礼拝と音楽』161号(2014年春号)、pp.20-21。

・村上茂樹「受難曲とコラール」、『礼拝と音楽』132号(2007年冬号)、pp.24-27。



マクグラス『総説 キリスト教』 [書籍紹介・リスト]

マクグラス『総説 キリスト教』.JPGアリスター・E.マクグラス(本多峰子訳)、『総説 キリスト教』、キリスト新聞社、2008年、724頁(A5判、上製)、7500円+税。

Alister E. McGrath, "Christianity: An Introduction," 原著2006年第2版からの翻訳(原著初版は1997年)。

キリスト教についてほとんど知識のない人がキリスト教信仰とキリスト教の歴史や現状について知るための手引きとして、基礎的な理解を整理した入門書。




「キリスト教は単なる一連の概念ではなく、一つの生き方である。」
(p.12)


「キリスト教内部で働く生き生きとした力は、外側から中を覗いているだけでは、理解することも、その本当の良さを知ることもできない」
(p.15)


「一冊の本だけでは決してキリスト教信仰の豊かさや多様さを十分に伝えることはできない。・・・キリスト教徒であることは、日常の生活が信仰によってある種の影響を受ける、はっきりとした生き方の問題なのだ。・・・キリスト教を理解する最も良い方法は、地元の教会や共同体でキリスト教に参加することだ」
(p.16)


第1章 ナザレのイエス

「キリスト教は決して自己完結した独立の概念体系などではない。むしろ、イエス・キリストの生と死と復活が引き起こした問に答えようとする持続的な応答なのだ。」
(p.18)


イエスの重要性
1.イエスは神を啓示し、受肉した神である。
2.イエスは救い主であり、イエスによって神との新しい関係が可能になっている。
3.イエスは贖われた生のモデルであり、キリスト教徒はキリストの似姿になるように招かれている。

ユダヤ教とキリスト教の連続性についてや、当時のユダヤ教内の諸派について簡潔に紹介している。(pp.28-37)

 イエスの意味を考えるに際して、その生涯特に死と復活という出来事と、その意味とを区別することの重要さを指摘し、「メシア」、「主」、「救い主」「神の子」、「人の子」、「神」という「キリスト論的称号」について概説する。(pp.62-78)

第2章 聖書入門

第3章 旧約聖書

第4章 新約聖書

第5章 キリスト教の信仰内容の背景
 信仰とは何か?

 神の存在証明

 キリスト教信仰の源

 「召し使い」――神学と文化の対話

 神学とは何か

第6章 キリスト教信仰の核――概要

第7章 キリスト教の歴史――略史

第8章 キリスト教――グローバルな視点で
 アフリカ、アジア、北アメリカ、南アメリカ、ヨーロッパのキリスト教の状況、教派ごとの状況(福音派は「福音伝道主義」と訳されている)

 「キリスト教――そのグローバルな関心の概説」としてキリスト教のグローバル化

 原理主義の挑戦

 イスラム教徒の緊張関係

 プロテスタント教派の不確かな未来

 西洋キリスト教の商品化(マクドナルド化:効率、算定可能性、予測可能性、管理)

 脱西洋化

 新たな「教会のあり方」の出現として、コミュニティー教会、セルチャーチ(この本では「細胞教会運動」)そして「求道者に配慮した」教会を紹介

第9章 信仰生活――生きたリアリティとしてのキリスト教との出会い
 結婚式と葬式

 クリスマスイブ礼拝の9つの聖書朗読

 礼拝とサクラメント

 教会暦

 「文化に対するキリスト教の態度――一般的考察」

 文化へのキリスト教の影響として特に、自然科学と芸術、建築、イコン、文学など



巻末に、
 キリスト教用語集、
 さらに学びたい方へ(英語圏のみの文献リスト)
 詳細な索引
あり。



結論:

値段が高いので、個人にお薦めというわけにはいかないが、教会の図書には必須。